もっと早く知っていれば・・・

40歳で大病を経験し、あることを初めて知り、
呆然としてしまいました。

それは、労働収入と権利収入の違いです。

 

多くの人が従事しているのは、労働収入です。

労働収入の定義とは、1回の労働に対して、
1回の対価を得ることを言います。

例えば、私は本業が建築ですが、正しく労働収入です。

1軒の家を建てて、その対価として、お金をもらいます。

 

しかも、私は一応専務取締役ですが、
給料の形態は普通の従業員と変わらないので、
毎日、出勤することで、給料をもらいます。

なので、どんな職種に付こうが、
正社員だろうが、派遣社員だろうが、アルバイトだろうが、
普通は1ヶ月働いた代わりに給料をもらいます。

仮にそれが日給や時給になろうが、
1回の労働の対価として給料をもらうので、
全て労働収入です。

 

そして、労働収入とは、時間の切り売りです。

要するに、自分の人生の大切な時間を費やすことで、
それが収入になるのが労働収入とも言えます。

この収入形態は、もうお分かりのように、
上限が決まってしまいます。

どんなに働こうが、
結局は費やした時間に対してもらう給料なので、
上限があるのは当たり前です。

成果報酬型の給料形態だとしても、
1回の労働に対して、1回の収入形態であれば、
これも労働収入です。

確かに頑張っただけ、収入は増えますが、
物理上、使える時間が限られているので、
収入の上限は限られます。

 

よく仕事を覚えて独立する人も多いですが、
自営業者も当然ですが、労働収入です。

ただ、完全歩合制のような形態になるので、
うまくいけば収入は増えます。
しかし、労働収入であることには変わりありません。

皆さん憧れの医者や弁護士と言われる職業も、
普通よりは給料が上がるだけで、
自分が働けなくなったら収入が無くなります。

 

そう、労働収入のもうひとつの特徴が、
働かないと収入がストップする収入形態を言います。

冒頭にも書きましたが、
私は大病を経験することで、この恐ろしさに気づきました。

1年半、大病で仕事ができなくなり、
当然、給料が入らなくなり、
この収入形態の恐ろしさを身をもって経験したのです。

 

では、権利収入とは、どういう収入形態なのでしょうか。

権利収入の定義は、1回の労働に対して、
複数の収入が発生するものを権利収入と言います。

 

一般的に一番多いのが不動産収入です。

例えば、アパートを持っていれるだけで、
毎月の家賃が収入として入ってきます。

もちろん、アパート経営にはそれなりのノウハウが必要です。

昔ながらの威張っている大家さんだとしたら、
成功どころか、閑古鳥が鳴いて、家賃が入らず、
返済で苦しみます。

今回は、アパート経営の話が本題ではないので、
話を元に戻します。

 

あとは、ビジネスオーナーですね。

会社を経営していても、
社長自ら必死で働いているようでは、
権利収入的なビジネスオーナーとは言えません。

自分がいなくても、ちゃんと仕事が回り、
収入が入ってくるようにしてこそ権利収入です。

なので先ほど、医者や弁護士は労働収入と言いましたが、
病院や弁護士事務所を経営し、
ビジネスオーナーの形態を取れば、権利収入になります。

要するに職種というより、
どっちの形態でビジネスを運営するかによるのです。

 

あとは、投資家だったり、本やCD等の印税ですね。

投資家と言っても、デイトレーダーは、
毎日必死でチャートを見続けなくてはいけないので、
完全に労働収入です。

資産が1億円以上あれば、
海外のプライベートバンクに預ければ、
金利が高い利息だけで悠々自適な生活も可能です。

 

権利収入について、いろいろ書きましたが、
実はどれも普通のサラリーマンでは、
資金的にも能力的にも難しいです。

しかも、その裏に隠れるリスクも、はるかに大きいです。

でも、ガッカリしないでください。

 

インターネットビジネスなら誰にでもチャンスがあり、
リスクは無いに等しいです。

ただ、その辺のアフィリエイターになってはダメですよ。

一般的なアフィリエイターは、
それこそ完全な労働収入であり、
その作業が終わりを迎えることもなく、
しかも、成功するかどうかもわかりません。

 

私が提案したいネット起業の方法は、
仕組み化するやり方です。

1回行った作業が、この先ずっと利益をもたらします。

1回の作業で複数回の収入をもたらし、
さらに、それを仕組み化する。

これって完全に権利収入ですよね。

 

この可能性に気づいってしまってからは、
毎日がワクワクドキドキで楽しくて仕方ありません。

毎日パソコンに向かう時間が、とても楽しいです。

こうして、この文章を書いてる今も、
楽しくて仕方ないのです。笑

 

◆編集後記

実は、ネットもリアルも一緒です。

その仕事を労働収入にするか、権利収入にするか、
それは、その人のやり方しだいです。

ネットを使ったからと言って、
権利収入になるかというと、そうではありません。

というか、現実は労働収入の形態の方が多いです。

 

ネットという表現が、いかにも、
今風・インテリ・簡単・楽
そんなイメージを抱かせるだけです。

そんな幻想に惑わされず、
しっかり仕組み化された仕組みづくり、
そこから絶対にブレてはいけません。