普通の人の過去・現在・未来の認識。

それは、未来は変えられるが、過去は変えられない。

でも、本当にそうでしょうか。

まずは未来について考えてみましょう。

 

未来について思い描いてみると、
楽しいことや、つまらないことから始まり、
期待もあれば、不安もあり、
様々なことを思い描くと思います。

しかし、未来そのものは存在しません。

現在の自分が、ただ未来を想像し、
思い描いてるだけなので、
存在しているわけではなく、
現在の自分の脳が認識しているだけなのです。

 

では、過去はどうでしょうか。

楽しかったことや悲しかったことから始まり、
いろんな過去の出来事を思い出すと思います。

しかし、過去も同様に、
過去そのものが存在してるわけではありません。

現在の自分が、ただ、過去を思い出し、
過去に起こったことの記憶を引っ張り出してきて、
現在の自分の脳が認識しているだけなのです。

そう、過去も単なる過去の記憶の認識でしかないのです。

しかも、過去の記憶というものは、相当曖昧なものです。

その曖昧な過去の記憶を、
それぞれの人が勝手に好きなように認識しています。

 

思い出話とかで、過去の出来事を話し合うとき、
はっきり言って、かなり曖昧な記憶で会話しています。

「そうだったっけな〜?」
「あ!思い出してきた」
「そうか、そうそう、そうだったな〜」

相手にも誘導されながら過去の記憶を引っ張り出すので、
さらに曖昧さ満載です。

だから過去の記憶だったり、イメージは変えらるのです。

要するに過去は変えられるのです。

 

私の事例でお話します。

その昔、ある時期、あることに思い悩んだことがあり、
明るく過ごせない時期がありました。

精神も崩壊し、いわゆるうつ病にもなり、
仕事も1年半くらい休職しました。

当然ですが、そんな時の私は、人に対する影響力もなければ、
存在感すらも感じられないくらいの時期があったのです。

人生を振り返っても、暗黒時代と言ってもいいくらいです。

 

その後、復帰し、自信を取り戻せたのですが、
そのときの私しか知らない人に対して、
今の自分がどう立ち振る舞えばいいかも、
戸惑ってしまいました。

でも、あるとき、決心しました。

そのときの嫌な過去の自分の記憶を吹っ切り、
今の自分に自信をもって、とにかく堂々と生きようと、
とにかく今の自分に集中したのです。

あれから時は、流れました。

今、両方の私を知っている知人は、
間違いなく、過去のあのときの私ではなく、
今の自分のイメージが強く印象付けられています。

それは、接している私本人が一番よくわかります。

過去は、過去の記憶の認識でしかないのです。

であれば、過去は変えられる、
いや、過去の記憶の認識は、変えられるのです。

 

過去も未来も、
今の自分の脳が作り出した幻想であり、
認識でしかないのです。

であれば、自分の脳の認識で未来のイメージを変えれば、
今、ここで受け取れるものも変わってきます。

今ここ現在の自分の受け取るものが変われば、
当然ですが、未来も変わってきます。

ぐるぐるとそれが回れば、
相乗効果でどんどんと現在の自分が変わるのがイメージつくでしょうか。

 

この脳の認識というのは非常に奥が深いですが、
それが理解できてくると、ものすごい武器が手に入るのです。

しかも、外部要因とは関係なく、
全て自分でコントロールできる範囲のものです。

脳の認識については、奥が深すぎるので、
今後も、徐々に記事にしていきます。

 

◆編集後記

心って何?

そんな疑問から、脳の勉強をし始めました。

最初は、チンプンカンプンでした。汗

 

でも、理解できてくると、面白いです。

それと、これを理解してるのと、理解してないのとでは、
雲泥の差が生まれることも分かってしまいました。

このようなことを学び始めたのも、実はブログを通しての人脈です。

ブログやネット空間に感謝しても、しきれないくらい感謝してます。笑