『年利10%くらい』

と聞いて、響く人と響かない人がいます。

響かない人の多くが、『月利○%』に慣れた方々です。

月利の世界に慣れてしまった人達にとって、
年利の世界は、「儲けが少ない・・・」、
そんなふうに感じてしまうのです。

でも、それは大きな間違いです。

なぜなら、年利と月利の数字ばかりに目がくらんで、
もっとも大切な、資産を守るということが抜け落ちているからです。

月利の世界

『月利10%』

もしくは、月利20%、いやいや月利30%以上・・・。

そんな話は、よく聞きます。

しかし、面白いのが、
その月利の世界を安定して稼ぎ続けている人は、ほとんどいません。

決まって帰ってくる話が、
「数ヶ月は調子良かったんだけど・・・」
「半年くらいは調子良かったんだけど・・・」

一番最悪なのは、数ヶ月調子良かったから、
『これは行ける』と勘違いして、
大きく資金を投入した直後に案件が飛んで資金が溶けてしまった。汗

こんな経験談は腐るほど、聞いてきました。

月利と年利の違い

月利と年利の違いを考える。

ほとんどの場合、利率の違いしか比べません。

要するに、
元手がいくらで、1ヶ月後にいくらになるか、
それだけしか気にしてない人が、実はほとんどです。

でも、一番気にすべきは、その投資の安定度です。

いくら利率が良くても、無くなる危険性が高いのであれば、投資の意味がありません。

 

仮に月利と年利で同じリターンを得ようと思ったら、

月利10%に100万円=年利12%に1000万円

上記の毎月の儲けは、どちらも10万円ですが、
投資の内容が全く違います。

 

月利の案件はどれも不安定なのに対し、年利の案件は銀行預金です。

月利の案件は1年も続かないことが多いのに対し、銀行預金はどうでしょうか?

元金が無くなりますか?
利率が簡単に変更されますか?

確かに元手は大きく必要ですが、
それ以上に、安心して大きなお金を預けらます。

この違いが本当の月利案件と年利案件の違いなのです。

月利と年利の考え方と対策

なにも全ての月利案件が、いけないと言っているのはありません。

私も株のトレードが好きなので、その気持ちも理解できます。

ただ、最初は、堅い年利の預金で、
資産をしっかりと保全しながら、
安定した運用で増やし続ける。

そのスキームをしっかりと構築した上で、人生からお金の不安を取り除く。

まずは、最初にそれに専念すべきです。

 

その上で、例えば、好きな株などすれば、
不安を抱えず余裕をもってトレード等ができます。

気持ちの余裕があるので、うまくいく可能性も高まります。

しかし、これを逆でやると、
いつまで経っても月利案件で振り回されて資産が貯まりません。

 

でも、悲しいかな、ほとんどの人が後者の順番でお金を使い果たします。

「大きく儲けて預金します」

そう言って、年利の安定した預金にお金を預けた人に会ったことがありません。

それが現実です。

早く目を覚ましてほしいという思いで、この記事を書いています。

編集後記

いろいろ書きましたが、実は自分もそうでした。汗

月利案件に目がくらみ、ずっとそのような案件を追っかけてました。

でも、年利の預金の本当のパワーを知って、
お金に対する考え方を変わり、
お金の使い方を根底から変えました。

そうしたら、本当に人生が変わりだしたのです。

これは、嘘でも大げさな話でもありません、
自分自身が体験を通して感じたことであり、
今もその体験の中に現在進行形でいるのです。

人生で遅すぎることは、なにひとつありません。

変わろうと思ったときが、チャンスであり、自分自身のタイミングなのです。