新型コロナウイルスで世界は大変なことになっています。

感染拡大によって立場こそ、それぞれですが、
対応に追われながら、恐怖と戦っています。

そんな中、経済にもかなりの影響が出始めています。

株価は急落し、為替も急激な円高ドル安に動いています。

この為替の動きを見ていて、ふと思うことがあるので記事にします。

 

なぜ急激な円高ドル安になっているのでしょうか?

専門家の間では、その理由について以下の3つの視点があるようです。

 

①新型コロナウィルスのアメリカ国内への感染拡大

当初、感染はアジア地域に限られ、長期化もしないとの予想でした。

それがアメリカ国内でも相次いで感染が確認され、
ニューヨーク州では非常事態宣言まで出されています。

その影響でアメリカ経済を不安視した投資家が、
ドルを売って円を買う動きが加速している、とか。

 

②アメリカの利下げ決定

以下のアメリカ紙幣を発行する機関が利下げの決定をしました。

『アメリカの中央銀行=FRB=連邦準備制度理事会』

利下げということは金利が下がることですから、
金利が低くなるドルを持つより他の通過を持っていた方がいい。

ということで、円高ドル安が加速している、とか。

 

③国際的な原油の下落

OPEC=石油輸出国機構と非加盟国のロシアとの協議が不調に終わりました。

協議の内容は、石油の協調減産です。

簡単にいうと、
産油国同士で供給量を減らすことによって、
原油の価格の下落を避けましょう、
という内容の打合せのようなものです。

この協議が、うまく調整できなかったため、
原油の先物価格が大幅下落しました。

世界有数の産油国であるアメリカ経済が打撃を受けると、
予想した投資家が、ドルを売って円を買う動きが加速した、とか。

 

上記の3つのストーリーも専門家とはいえ、全て予想です。

なのであえて文末に、・・・とか、と表現しました。笑

実際にその理由が本当かどうかは、
誰にもわかりませんし、確認のしようもありません。

 

例えば、①のコロナウイルスの影響だとしても、
日本人の方が感染者も多いのに、なんで円が買われるのでしょうか?

という疑問が普通に湧いてきます。

②のアメリカの利下げにしても、
日本の円の方が金利が低いのに、なんで円が買われるのでしょうか?

というように不思議なことだらけです。

 

結局、何が原因で円高ドル安になったかは、誰にもわからないのです。

でも、急激な円高ドル安になったのは事実です。

しかも、100円ほど円高になりました!

ドル円の為替が一気に100円動くって、相当すごいことです。

この事実だけは、誰にも変えることができません。

 

そこで、ふと思ったのが、ドル建ての積立投資です。

毎月、5万円分のドルを購入し続ける、
いわゆるドルコスト平均法での積立投資です。

円高ドル安になったことで、
先月より多くのドルを購入できていることになります。

しかも運用利回りは、驚異の年利8%を超えています。

 

誤解のないように言っておきますが、
「コロナウイルスの影響によって・・・」
などと不謹慎なことを言いたいのではありません。

私が言いたいのは、世界経済なんて誰にも予測不可能ということです。

それに、世の中に存在する、
全てのリスクから回避できる人なんて、誰もいません。

ただ、回避できるリスクもありますし、リスクを少なくすることも可能です。

そういう意味では、何をどう考え選択して生きるか、
その選択次第で、長い人生では大きな差となることは事実です。

 

◆編集後記

『人生はギャンブル』

ある方が、こんなことを言っていました。

それを聞いて、私はまさしくその通りだと思いました。

ギャンブルというと、ちょっと聞こえが悪いかもしれません。

でも、先が読めない世界で、自らの命をかけて生きる人生。

まさにギャンブルと言っても、過言ではないと思います。

ただ、ギャンブルとしても、

どうすればリスクを回避できるか、
どうすればリスクを少なくできるか、
どうすればより安全に生きられるか、
どうすれば人より有利に生きられるか、

それを考えて行動に移している人と、そうでない人、
長い人生、大きな差となるのは歴然のことなのです。