言葉には、『話し言葉』と『書き言葉』があります。
本来このようなブログを書くときは、
話し言葉ではなく、書き言葉を使うべきです。
しかし、そこはあまり気にするところではありません。
一番大事なのは、伝わる文章を書くことです。
それを踏まえると、
『短文の話し言葉』が最強なのです。
小説家などは、文章のプロです。
接続詞や形容詞をこれでもかってくらいに使って、
流れるような文章を書きます。
そして、小説などの本を開けば、
活字がビッシリと書き連ねてあります。
それでも、読者は読みたいと思うし、
実際に時間をかけて読みます。
私は、小説だと『村上春樹』が好きです。
村上春樹の文章も1文が長い方だと思います。
細かい描写を流れるような文章で表現されると、
それを読んでるだけで幸せを感じたりします。
小説とかは特にそうですが、
好きな小説家だから、あの活字ビッシリが読めるし、
逆に買ってでも読みたいと思うのです。
しかし、我々のようなブロガーは違います。
『短文の話し言葉』
これが書きやすいし、実は読みやすくもあります。
なぜ書きやすいかというと、
人間は常に話しているので、
話し言葉で物事を考えるクセも付いてます。
だから、何かについて書こうと思ったら、
普通に書きなぐると、話し言葉になってるはずです。
それでいいのです。
そして、接続詞や形容詞を使って長文にせず、
とにかく短文で切る、これが大事です。
やってみれば分かりますが、
短文で切って文章を構成していくと、
頭の中が整理されながら文章が書けます。
ブログを始めて最初のころ、
本当に文章が思いつかなかったら、
徹底的に短文だけで文章を書いてみてください。
絶対に書けないことはないはずです。
小説家のような流れるような表現をしたいと思うかもしれません。
それは、文章を書くことに慣れてきたら、
挑戦すればいいことです。
そのとき読者のファンの方がいたら、
どんな文章だって読んでくれるようになります。
それまでは、読み手にサービスする必要があるのです。
そして、文章を書くときは、
思いついたことを書きなぐっていけばいいです。
書き終わったら、読み返し、
これが非常に大事な作業になってきます。
自分で書いた文章を何度も読み返し、
短文で切りなおしたり、
文章のまとまりを調整してスペースを設けたり、
ここで更に読みやすい文章に整えます。
私は、文章を書いていて、途中で行き詰まると、
最初から途中までを読み返すことも多いです。
これを何回か繰り返すと、
頭が整理されて、次に書く文章が浮かんできます。
自分の文章を何度も読み返すって、
いろんな効果があって、本当にお勧めです。
とにかく、あまり細かいことを気にせず書く、
これが一番文章スキルアップにつながります。
どんどん書きましょう。
余談ですが、
小説家は文章のプロと言いましたが、
ブロガーだって文章のプロです。
書き手であるブロガーが伝えたいことを文章にする。
それを読者が読んで反応する。
反応の仕方はいろいろですが、
文章のプロだから、それが成立します。
逆にプロ意識を持った方がいいと思います。
◆編集後記
大学を卒業して就職した1部上場の会社。
そこで、言われました。
「お前の文章は話し言葉だな」
でも、それで困ったことは一度もありません。
自分で言うのもなんですが、ちゃんと出世もしました。
短文の話し言葉、最強です。笑